その言葉のさざ波が、やがて大きな出来事を引き起こす

以前から、生活をおくるうえでとても気になっている事があります。日常会話の中で、「それ簡単に言ってもいいの?」という言葉を聞くことが多くなっている気がするのです。「死ね」とか「殺すぞ」とか昔では考えられないような言葉を、街中で耳にするんですよ。お笑い芸人さんの漫才やコントではありますが、それはあくまで芸の一環という暗黙の了解みたいなものがあったじゃないですか。あれはテレビの中でのお話と言いますか、自分の生活圏内では関係ないフィクションとして楽しむものです。先日の出来事ですが、あるクリニックを受診した帰りに、駐輪場の前を通りかかりました。すると、3歳ぐらいのお子さんを連れた、ママチャリを押している若いお母さんがいたのです。そのお子さん、ママより先にトコトコ歩き出して、そのお母さんに叱られたのですがその言葉が「どこ行くの!殺すぞ!」なんです。聞いていたこちらがびっくりしました。「危ないからこっちに来なさい」なら分かるんですが、なぜ殺されなければいけないの?と、疑問ですよね。恐らく日常的に使っている言葉だから、悪気はないのでしょうが、こんな小さな子供が常に聞かされているとしたら、感性がおかしくなりそうです。これを積み重ねて大人になっていくのですよ。最近の考えられない凶悪事件の下地には、こういう小さな事も関係あるのではないかと思うのです
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